パートのあたたかいサービス

健康サービスに関する情報交換、例えば先進事例を紹介するとか、普及啓発や意識改革を進めるとかの役割を果たす組織があってもいいのではないか?健康情報については、例えばNTTデ−タという会社が「三健人」というデータ管理システムを持っている。これは血圧や血糖値など数十の変数を管理システムの中に登録すると、それをパソコン上でグラフにしたり、必要に応じていつでも取り出したりできる。
自分の健康状態がどうなのかが分かって、健康管理をするときの手がかりになるだろうというものである。オムロンも「健康達人」という同様な健康データ管理システムを持っており、こちらの方が歴史は古くい。ただ大変重要なものだが、一つの難点は医療情報が入っていないことである。
血圧や血糖値、血液中のコレステロール値など、誰でも分かるようなデ−タは入っているが、医者の診療結果や治療についての情報が入っておらず、健康状態を十分に分析するには情報が足りない。医療情報が組み込まれれば大幅に機能がアップされるが、電子カルテの院外蓄積が制度的に容認されていないために、現状では医療情報を組み込めない。
医療情報の院外蓄積が実現すれば、医療情報産業と医療サービスの飛躍的発展が可能になる。その確実な実現を期待したい。
これとは別に、普通の人が自分の健康が心配になったり興味があったりして誰かに相談したい、良い医者を紹介してもらいたいというようなニ−ズに応えるのが、健康情報コ−ルセンターである。この分野では現在、ティ−ベツクという会社が最大である。

この会社ではマシンアンサリングを採用していて、最初に荒話をして大量の人を扱えるようになっており、カバレッジは広いが、内容がやや物足りないことが難点である。ダイヤルサービスという会社は、健康・生活関連の非常に広い範囲のコ−ルサービスを引き受けている。
この会社は機械によるさばきをなるべくせず、最初から人間が相手の状況を聞いて詳しく答えるというきめ細かいサービスを行っている。例えば、医療情報の院外蓄積とか、予防行為についての保険の適用とか、制度変化が一つあると、一気に大きな産業として花開く可能性がある。

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