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SEO対策の評価とは Web解析ツールの数字の見方 数字を見るときの重要なポイントは4つある。この4つのポイントを意識しながらWeb解析ツールを利用することで、数字に惑わされずにWeb解析ツールが伝えてくれるサイトの現状を知ることができるようになるだろう。 ・グラフにする ・グループにする ・比較する ・想像する まずいちばん重要なのが「グラフにする」ことである。数字の羅列を見ているだけでは全体感をつかむことは難しい。グラフにするなど可視化することで、数字だけではわからなかった傾向などを簡単に見ることができるようになってくる。 次に「グループにする」ことが挙げられる。Web解析ツールではさまざまな種類の数字を見ることができる。それぞれの数字を見ることでもいろいろな傾向が見えてくるが、いくつかの数字をグループにしてみることで細かい数字では気づかなかったポイントが見えてくる。 3つ目として「比較する」することが挙げられる。サイトはつねに成長している。Webサイトで行ったキャンペーンなど施策前と施策後で比較をすることで、キャンペーンの効果を把握することができるようになる。 最後に「想像する」ことが挙げられる。Webサイトの種類や目的によって同じ数字であっても場合によって見方が大きく変化する。実際にどのように利用されているのか、なんでそのような数字になるのかを想像することがWeb解析ツールの利用性を大きく飛躍させる。 実際に例を挙げながら上記のポイントを具体的に見ていきたい。 グラフ化する サイトの流入傾向を見ることは、もっとも簡単なサイトを知る方法のひとつである。ここではあるダミーのECサイト「Sakulife」の数字を例に挙げながら数字をどのように見るべきかを追っていきたい。 折れ線グラフになっている部分がPV数の遷移である。また、わかりやすいように近似曲線を引いている。近似曲線を引くとだいたいの傾向が一目でわかるようになる(近似曲線はExcelでも簡単に引くことができきる)。 どうであろうか、実際は4月17日はたまたまPV数が多かっただけで、4月全体を見てみると下降傾向にあることがわかる。 グループ化する 次にPV数をグループ化して見てみたい。グループ化する場合、いくつかのメッシュがあるが、ここではまず、曜日でまとめることを行ってみたい。 このグラフの場合、PV数をそのまま集計せずに若干加工を行っている。先ほどのPV数の傾向を見た際、緩やかに下降傾向があった。PV数をそのまま並べてしまうと、週ごとに少しずつ下がってしまうので、各週の総PV数の割合でグラフを作成している。曜日傾向でまとめるのであればこのように比率にしてしまったほうがわかりやすい。 グラフを見ると突出している4月17日を除けば、月曜日と木曜日にPV数が多いことがわかる。実際に「Sakulife」では月曜日と木曜日に商品の更新を行うので、このふたつの曜日にPV数が集中していることが見えてくる。 この傾向はPV数を時系列で並べただけではわからない「グループ化」した効果である。このようにグループ化する方法はほかにも「時間」「コンテンツの種類」であったりといろいろな方法がある。 比較する 行った施策の評価については「比較」を行うことで結果を測るのがよい。逆に言えば「比較」をしないと施策の評価はできないと考えたほうがよいかもしれない。 例としてSEO対策の評価を挙げてみたい。「Sakulife」は4月にSEO対策の一環でコンテンツを修正している。このSEO対策はいったい何をもって結果の評価を行えばよいであろうか。 ひとつの評価項目として流入比率が考えられる。これはSEO対策がうまくいけばオーガニックによるサーチエンジンの流入数が上がるはずだからだ。 これを見るとサーチエンジンの流入数が挙がっている。実際の数値についてもリスティング広告は変化がないものの、オーガニックの流入が増えていた。これによりSEO対策の効果が見えてくる。 何か比較する際は、比較する項目以外の条件は同じになるように行ったほうがよい。今回については「Sakulife」のリスティング広告による流入は同じだったため、このような比較を行っている。またSEO対策の効果についてはいろいろな評価が可能なので、このあたりについては別途詳細を設けていきたい。 想像する Web解析ツールが伝えるものはあくまで数値でしかない。そこから何を読み取るかは使う人間次第である。たとえば平均滞在時間などはWebサイトやサイト内の場所によって読み取り方が変わってくる。 「Sakulife」の平均滞在時間は4月で[00:09:30]であった。ただし、これはサイト全体の数字である。実際に「Sakulife」のサイトでは商品を詳しく説明をするセクション(商品情報セクション)とカートの商品を実際に購買するまでのセクション(購買セクション)がある。 このような場合、この[00:09:30]をどのように見ればよいであろうか。ここで行うのが「想像」である。実際に利用者の立場になって考えるとどうであろうか。商品情報セクションでは「Sakulife」の売りでもある多彩で豊富な情報を読んでもらわないと、せっかく用意したコンテンツが台無しである。ある程度楽しみながらサイトを見てもらっていくためには、平均滞在時間は長く(大きく)なっていかなければならない。 逆に購買セクションではどうであろうか。ここでは、選択した商品の購買を行っているので、送付先住所やクレジットカード情報などある程度決まった情報を入力していただくセクションであろう。この場合、いかに簡潔に購買を完了しているかがユーザビリティの指標にもなる。 Web解析ツールによってはセクションごとに平均滞在時間を表示できるものもあるので、そういったものを活用し、セクション別に平均滞在時間を分けてみてもよいだろう。実際、「Sakulife」の場合、商品情報セクションでは[00:10:25]と滞在時間を延ばしており、逆に購買セクションでは[00:08:35]と少し短いものとなっており、改善の余地はあるものの比較的想像の範囲での数値となった。 まとめ 今回は、Web解析ツールで集計されるさまざまな数字データを見るための、基本的な方法について追っていった。次回はこの数字に見方を活用しながら、もう少しサイトの運営に近い数字の活用の仕方を追っていきたいと思う。 ネット隆盛、デバイス販売に限界か 自社ブランドパソコンや大手量販店があまり扱わない海外メーカー製、パーツやロボット関連、業務用映像機材など、ハードウェアマニアを魅了する店づくりをしてきた。企業や官庁・学校向けの法人ビジネスにも早くから取り組む。東名阪と札幌で法人向け営業を展開し、今年10月からは地域のソフト開発ベンダーと提携する「ツクモソリューションパートナー」制度を本格的に始めた矢先のことだった。 HDDやメモリなどパソコン部品は高性能化や値崩れとの戦いだが、一方でそれがよりパフォーマンスの高いデバイスを求めるユーザーニーズを掻き立てる構図にある。専門的な知識が必要で、かつ部品単位の売買になるため商売がとても細かい。大手量販店が苦手とする分野であり、ツクモは専門店の強みを生かした独自のポジションを築いてきた。法人向けでも、電気電子部品の品揃えのよさを売りに、理系の大学や高校への販路を開拓。昨年度(2008年8月期)は、法人向けビジネスで前年度比約10%増を達成していた。 しかし、ユーザーニーズは着実にソフトウェアやネットサービスへ移っている。パーツ・デバイス販売の粗利益率の低さも相まって、経営を圧迫。法人向けではウェブや電子メールサーバーのアウトソーシング化、外部のサービスを利用するケースが多数を占め、これまである程度の粗利が見込めた社内設置型のサーバー関連の受注の困難さが増す。 これを補うためにソリューションパートナー制度を発足。第一弾として都内のベンチャー企業と提携した。名阪・札幌でも同様の展開を推進し、今期は計4─5社と組んでウェブ制作やSEO(検索エンジン最適化)、運用受託などのサービスメニューと本業であるパーツ・デバイス販売をワンストップで提供する戦略を立てていた。店舗を構え、営業力のあるツクモと開発力があるソフトベンダーとのパートナーシップで中小企業の需要を取り込む計画だったが、今回の経営危機で見直しを求められる可能性もある。 ツクモの強みは店舗を構える信用とブランド力である。パソコンパーツからロボット、業務用映像機材まで揃える店は他にそうそうはない。ただ、そのビジネスの基盤である店舗経営が行き詰まった。大手SIerが手を出せない中小零細企業、家電量販店が苦手とするハードウェアマニア層、電気電子やロボット部品を気楽に買える利便性を享受していた理系の教育機関など、万が一、今のツクモがなくなれば困るユーザーが出てくるのは明らか。ツクモの経営難を残念がる声も多数聞かれる。 今後はスポンサーを探すなどして生き残りを図るものと思われる。同業のソフマップはビックカメラ傘下で専門店としての強みを生かす。“ツクモ”という社名の由来は「次が百である」という「次百(ツグモモ)」。常に100%を目指すというチャレンジ精神からきている。厳しい事業環境ではあるが、業績回復に向けての再挑戦を応援したい。 |
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